kareinarubara’s blog

日々思うことをしたためます。

言い方は悪いが、親も子供も「失敗作」。 「ティーチ・ユア・チルドレン」

大学の時、自分のことをよく「失敗作」と言う子がいた。

卒業しても、ずっと「失敗作」と言い続けていた。

そんな言い方と、よく心で思っていた。

 

 

最近、過去を思い出す様になる。

いい過去も思い出すが、自分としてはほぼ悪い過去だ。

 

 

そして、夫に自分は「失敗作」だと、よく言う様になる。

夫はそんな言い方と、はっきり言う。

 

 

いじめなどの教育問題でよく親たちは学校のせいにするのか、報道がそうなっているのか、自分たちの教育を見直す必要がある事から目を背け、学校のせいにしている様に感じる時がある。

教育は家庭と学校と両方なのだ。

なかなか、この連携がうまくいっていないのだ。

 

産まれた時から、子供の教育は親のもとで始まる。

 

どれだけ、子供たちが親の教育で苦しんだり苦労しているのか、親は分からないのである。

 

それは、親も苦しんでいるからなのである。

自分たちが教育された経験などを活かしながら、悩み教育する。

 

あえて言えば、親たちも「失敗作」になったのかもしれない。

自分の様な「失敗作」を作らない様にがんばるのである。

そして、なかなか思う様にいかないのである。

 

親は、大人になる事により大人の価値観も生まれる。

子供時代の価値観は薄れる。

親の子供時代は過去の時代であり、今の子供にとって時代も進んでいる。

また、親たちも子供の教育だけでなく、夫婦関係とか仕事関係とか、さまざまな自分の問題も抱える。

 

 

常に子供は親からしたら、親不孝なのだ。

親不孝でいいと思った方がいい。

 

押し付けず、求め過ぎずだ。

 

 

今更ながら、1971年のイギリス映画「小さな恋のメロディを鑑賞する。

ミュージックビデオの様な青春映画だ。

なぜ、この映画が今もなお、日本のここにいるのかを。

なぜ、日本で大ヒットしたのかを。

この時代の親の元に生まれた私は、少し疑問だ。

第二次ベビーブーム世代。

 

 

エンディングの曲が沁みる。

ティーチ・ユア・チルドレン」

 

 

和訳がたくさんあり、困る。

たくさんあるのは、しっくりくる和訳がないのだな。

 

 

 

ティーチ・ユア・チルドレン」

 

「この世界でいま歩みを進めている君たちには

これで生きていくんだという道標が必要に違いない

だからこそ誰でもない 自分自身になることさ

なぜって 過去はいつも過ぎ去っていくものだからね

 

子供たちにはよく教えてあげることだ

父親たちの苦悩が ゆっくりと消えていったことを

子供たちには 君らが見た様々な夢を伝えるんだ

子供たちが何かを掴んだことを 君はきっと知ることになるよ

 

でも何故だなんて訊かないことさ、もし彼らが答えれば 君はただ泣くだけなんだ

だから彼らをただ眺めていればいい、それで ああ彼らは自分を愛してるんだって分かるから

 

感じやすい年頃の君たちは (聞くことができるかい気に掛けてるかい)

でもまだ恐れというものを知らない (分かるかい)

年嵩のいった人たちは その恐れによって大人になったんだ (らは自由でなくちゃいけない)

だから 君らは助けてあげてほしい (君の子供たちに教えるんだ)

その若い力で彼らをね (君が信じることを)

彼らは真理を探し求めてるんだ (世界を作るんだ)

死ぬその時まで (僕らが生きることができる世界を)

 

親たちにはよく教えてあげることだ

子供たちの苦悩が ゆっくりと消えていくことを

親たちには 君らが見た様々な夢を伝えるんだ

親たちが何かを掴んだことを 君はきっと知ることになるよ

 

でも何故だなんて訊かないことさ、もし彼らが答えれば 君はただ泣くだけなんだ

だから彼らをただ眺めていればいい、それで ああ彼らは自分を愛してるんだって分かるから」

 

 

 

「人生の道を歩み続けているあなたには

生きる規範というものがきっとあるでしょう

からしっかり自分自身でいてください

過去なんて「さよなら」ひとつで言い表せてしまうから

 

子供たちによく教えてあげてください

お父さんは時間をかけて 困難な人生をくぐり抜けてきたのだと

子供たちにはたくさん夢を与えてください

どの夢が選ばれたのか やがて知ることになるでしょう

 

なぜそれを選んだのかは決して尋ねないことです

その理由を聞いたら あなたは泣いてしまうでしょう

だから子供たちを見やって ただため息をつけばいいんです

子供たちはあなたを愛しているんですから

 

そして君たち まだ若い君たちは

大人たちが味わってきた恐怖のことはわからなくて当然

だからその若さで大人たちを助けてあげてください

一生を終えるそのときまで 大人は真実を求め続けているのです

 

親たちによく教えてあげてください

子供たちはこれから時間をかけて 困難な人生を経験していくのだ

親たちにはたくさん夢を見させてあげてください

どの夢が選ばれたのか やがて知ることになるでしょう

 

なぜそれを選んだのかは決して尋ねないことです

その理由を聞いたら あなたは泣いてしまうでしょう

だから親たちを見やって ただため息をつけばいいんです

親たちはあなたを愛しているんですから」